
留学生の誘致を超えて―AIリアルタイム翻訳が切り拓く、大学における外国人留学生支援の新たなかたち
留学生の増加に伴い、大学に求められる「受け入れ後」の支援
世界各国で外国人留学生の受け入れが拡大するなか、大学を取り巻く課題も大きく変化しています。少子化による学生人口の減少やグローバル化の進展を背景に、多くの大学が留学生の受け入れを積極的に進めています。しかし、現在求められているのは、単に海外から学生を集めることだけではありません。重要なのは、留学生が新しい学習環境にスムーズに適応し、自信を持って講義を理解しながら、主体的に学習へ参加できる環境を整えることです。こうした「受け入れ後」の支援こそが、これからの大学に求められる重要な役割となっています。
多くの留学生にとって、現地言語の習得は留学生活における大切なプロセスです。一方で、専門用語の多い講義や進行の速い授業、活発なディスカッションを伴う授業は、特に留学初期の学生にとって大きなハードルとなる場合があります。リアルタイム翻訳による学習支援は、こうした言語の壁を低減し、学生が語学力を身につけながらも授業内容をより深く、正確に理解できる環境づくりを支援します。言語面での不安を軽減することで、留学生は学習そのものに集中しやすくなり、より積極的に授業へ参加できるようになります。
こうしたニーズは、人口構造の変化を背景にグローバル教育プログラムを拡大している韓国の大学で特に顕著に見られます。しかし、「より開かれたインクルーシブな学習環境をどのように構築するか」「留学生が教室に自然に溶け込み、学習へ参加できる環境をどのように整えるか」という課題は、韓国に限らず世界中の高等教育機関に共通するテーマです。
EventCAT(イベントキャット)は、AIを活用したリアルタイム翻訳字幕と音声サポートを通じて、こうした大学の課題解決を支援します。講師の音声をリアルタイムで認識し、学生が選択した言語で翻訳字幕を表示することで、留学生が授業の流れを見失うことなく内容を理解し、自信を持って学習に参加できる環境を提供します。
「たz聞く」から、主体的に参加する学びへ
留学生にとって、講義に出席するだけでは十分とは言えません。授業内容を深く理解し、疑問を投げかけ、自らの考えを表現できる環境があってこそ、真の学びが実現します。
教室における言語の壁は、単なる語学力の問題にとどまりません。それは、学生がどれだけ主体的に授業へ参加できるかに直結する重要な課題です。特に専門科目では分野特有の専門用語が頻繁に登場するほか、近年ではディスカッションやプレゼンテーション、グループプロジェクトを中心とした参加型の授業も増えており、リアルタイムで内容を理解し、対応する力が求められています。
こうした課題に対して、リアルタイム翻訳字幕とAI通訳技術は大きな役割を果たします。EventCATは、一方向の講義だけでなく、学生からの質問やディスカッション、プレゼンテーションにも対応しており、授業内で交わされるあらゆる対話を、学生が希望する言語でリアルタイムに確認できる環境を提供します。これにより、留学生は授業の流れから取り残されることなく、より自然にクラスへ溶け込むことができます。また、自信を持って自らの意見や視点を共有し、議論や共同学習に積極的に参加できるようになることで、学習体験そのものの質の向上にもつながります。
韓国の大学におけるEventCAT活用事例
韓国の大学では、外国人留学生やグローバル教育プログラムの参加者に、より質の高い学習環境を提供するため、AIリアルタイム翻訳の導入が進んでいます。実際に、延世大学、UNIST、KAIST、漢陽大学などの高等教育機関において、授業や学術活動の現場でEventCATが活用されています。
その代表的な事例の一つが、延世大学グローバル創意融合大学と 東洋大学国際地域学部が共同で実施したオンラインディベート授業です。韓国と日本の学生が参加したこの授業では、EventCATのリアルタイムAI通訳が、学生同士の相互理解を促進し、議論の流れを途切れさせることなく円滑なディベートを支援しました。
関連記事 : 延世大学の国際共同授業において、リアルタイムAI通訳がもたらした変化
また、人による逐次通訳やサポートにかかる負担を軽減できることも、EventCATの大きな特長です。学生は翻訳を待つことなくスムーズに意見を交換できるため、コミュニケーションそのものではなく、議論の内容や学習活動に集中することができます。このような環境は、複数の言語が飛び交うことで参加への心理的ハードルが生まれやすい国際共同授業やグローバルセミナーにおいて、特に大きな価値を発揮します。言語の違いによって発言機会が制限されることなく、学生一人ひとりが積極的に学びへ参加できる環境づくりを支援します。
EventCATが教室にもたらすメリット
EventCATは、インターネット環境とマイクがあれば、複雑な設定を行うことなく教室に導入できます。特別なプログラムのインストールや、専用の通訳機材を用意する必要はありません。
また、大学は教室の環境に応じて、字幕の配信方法を柔軟に選択できます。教室の共有スクリーンに字幕を表示して学生全員で確認することもできれば、QRコードやURLを通じて、学生が個人のスマートフォンやノートPCで字幕を閲覧することも可能です。
さらに、高等教育の現場では「用語の一貫性」が非常に重要です。EventCATの「用語集(Glossary)」機能を活用することで、学科名や機関名、教授名、さらには各専門分野の用語といった重要な表現を事前に登録できます。これにより、各講義の文脈に即した、より正確なリアルタイム翻訳字幕を提供することが可能になります。
テクノロジーが広げる、学びの可能性
AIを活用したリアルタイム翻訳字幕は、言語の壁によって理解が難しかった講義やディスカッションを、より身近なものにします。これは単に授業内容の理解を助けるだけでなく、留学生が新しい学習環境にスムーズに適応し、授業へ積極的に参加できる環境づくりにもつながります。
リアルタイムの言語サポートは、留学初期に直面しやすい不安や負担を軽減し、専門性の高い講義内容への理解を深める助けとなります。また、語学力を伸ばしていく過程においても、学生が自信を持って学習に取り組むための心強いサポートとなります。
外国人留学生向けの専門科目の授業をはじめ、グローバルセミナー、国際教育プログラム、オリエンテーション、さらには履修や学事に関する案内まで。EventCATは、より多くの学生が言語の壁を意識することなく学びに参加できる、インクルーシブな教育環境づくりを支援します。
お問い合わせ : contact@EventCAT.com
[参考記事] Chosun Edu:外国人留学生の学習支援に関する記事
原文タイトル:「유학생 30만 명 시대」…대학 경쟁력, 학생 유치보다 ‘학습 지원’에 달렸다


